リアル移住者日記 – 神戸R不動産スタッフ・魚住編 – (2)「移住=無職からのスタート」

text=魚住麻衣子(神戸R不動産/Lusie inc.)

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この物件との出会いを境に神戸熱の冷めない私は、神戸R不動産が手がけた「移住のための地図」という神戸MAPを片手に「神戸に移住したら、こうしよう。ああしよう。」と、新しい生活に思いを日々巡らせていました。

実は、私たち夫婦はどちらもメーカー勤務だったので、「移住する=東京での仕事を失う」を意味するものでした。
東京の早い時間の流れのなかで、今ある流れを違う方向に変える事はかなりの決断を要し、冷静な状態ではなかなか出来ない事と思います。
とにかく、今思うと無謀すぎてこれから移住をする人は絶対に真似しないでほしいのですが、「とりあえず、神戸へいこう」と私たちは決断したのです。

「仕事はまだ決まっていませんが、とにかく2月に神戸へ行こうと思います。」
私たちは、そんなふうに岩崎にメールをしていました。
しつこいのですが、これから移住をする人に必ず言いたい事は、「仕事を決めてから移住する事をおススメする」です。
大抵の事はなんとかなるのが東京、なんとかなりそうでならない可能性が高いのが地方都市の現実だと感じるのです。

しかし、それから数ヶ月後、私は、ひょんなきっかけで、神戸R不動産のスタッフとして働かせてもらうこととなるのですが。

「神戸の西は未開の地」

明石海峡大橋のたもとにある舞子駅を下車するとすぐに海。

現在、私は神戸市の西エリア「須磨」「塩屋」「舞子」などのビーチシティを主に担当し物件紹介しています。

実は、私、こんな事を言うと神戸市の西部の方に怒られてしまうのですが、「神戸=三ノ宮界隈まで」と誤って認識していました。
神戸R不動産の物件検索でも、垂水区にある塩屋や舞子は、はるか遠くの地だと思っていました。確かに、大阪に勤務する方なら舞子駅から大阪駅まで片道で約50分はかかります。しかし、三宮が仕事の中心地であれば、快速で20分で到着します。
たった20分で、目の前いっぱいに広がる海の側で暮らす事が出来ます。
休日は、駅前にあるビーチでゴロゴロしながら、汽笛を鳴らして行き交う船を眺める時間。
当初、芦屋川辺りに住むイメージだった私たちが、現在の塩屋に住むことになったのは、神戸R不動産の代表である小泉の鶴の一声「塩屋がええんちゃう?」がきっかけなのですが、今思うと、神戸に初めて住んだ場所が西のエリアで良かったなと思っています。
これまで、海の近くに住んだ経験は一度も無かったのですが、次に引っ越しする時も海のそばがいいなと漠然と考えています。


我が家から夕暮れの風景。遠くに見えるは淡路島。行き交う船を眺めるのも日課。

「夕暮れ時の海を眺めながら、ベランダで飲むビールは格別にうまい。」
旅先なら経験はありますが、それが日常の一部になる経験は、想像以上に私の心を満たしてくれています。

そして、何よりも西のエリアを気に入っている理由は、瀬戸内、四国の島へのアクセスがとても良いところ。
実は、JR舞子駅には、本島と淡路島をつなぐ明石海峡大橋があり、その橋の上のバス停からは、淡路島をはじめ、高松や、遠くは愛媛県の宇和島まで高速バスが発着しています。
讃岐うどんが食べたくなったら、サッとバスに乗り込み、高松でうどんとビールで乾杯し、またバスに乗って帰ってくるなんてことも可能。


三ノ宮駅から徒歩10分程の場所にある神戸港からは高松/小豆島行きの直通フェリーが出ており、約3時間で小豆島に行く事が出来る。

または、高松までサッとバスで移動し、高松からフェリーで直島や、男木島、女木島などの瀬戸内の島々もすぐに着く。


瀬戸内の島々(直島から眺める)。

実は、山も海も近い「神戸」は知るひとぞ知る、アウトドアマンには最高の地方都市と言っても過言ではありません。
けれど、私は、山はお散歩程度で、海も眺めるのが専門。
そんな自分にとって、気軽に行ける島への旅は神戸に移住をしてみて、一番気に入っている最高の遊びです。

東京にいた頃は、休みの日は家から出ない日もある程疲弊していたり、買い物をして楽しむことが多く、「休日=ショッピング」が私たちのお決まりの遊び方でした。
逆に、神戸に来てからは、休みを利用して瀬戸内海の島々や、四国、岡山、尾道など旅に出る機会が多くなりました。

東京時代は、遠出するぞ! となると、鎌倉や那須高原位までが限界でそれ以上離れた場所に行く機会は少なく、そうすると、東京以外の土地に行かないので、東京という場所がどこか独立した場所の様に錯覚していました。けれど、神戸に来てからは、「そうか、日本って横にずっと繋がっていてそれぞれ影響を受けたり、独自性があったりするのだな」と改めて日本の風土を感じさせてくれるのです。

ひとまず、ウオズミの移住日記はここで終わりますが、まだまだ神戸の面白さ開拓中です。神戸の面白い情報も募集中です!

(おわり)